治療説明
 
幼児の歯磨きポイント

保護者のかたが、毎日2〜4回正確にお子様の歯磨きをする事が
歯磨きを習慣づける 】為の早道です。

歯磨き剤を使うと、口の中は泡だらけになってしまうので
保護者の方が磨く時は、歯磨き剤は使わないようにしましょう。

本人が歯磨きする時は、歯磨き剤を使ってもかまわないのですが、少しだけにしましょう!歯磨き剤はフッ素入りがおすすめです。

どんなに丁寧きれいに磨いても、1日1回では虫歯をつくりやすいので、出来れば3回以上、『食事をとったら、磨く』ようにすれば効果的です。

歯を磨くと出血する場合、歯茎が腫れている証拠です。
歯みがきの仕方が悪いと歯茎も赤く腫れてしまいます。
しかし毎日、正確な歯磨きをする事によって歯茎は引締まり、やがて出血しなくなるでしょう。)

小学校に上がるまでは【 仕上げみがき 】というよりも【 磨きなおし 】です。
2,3年生位になると上手に歯を磨いているようにみえますが、やはり仕上げ磨きが必要となってきます。5歳すぎてくると、唾液の分泌量が減る事により、虫歯になりやすくなる事も注意ください。

そして夜寝る前には、必ず【 磨き残しチェック 】をしてあげて下さい。
その際の歯みがきは、水だけで磨くようにしてください。
磨き直し用の歯ブラシは毛の開いていないきれいなものを使いましょう。

実践編
その1準備

もしお子様が暴れる場合
普通に磨けないとお嘆きの方へ


保護者のかたの太ももの間に頭をはさみ、お子様の肩の上に足をのせ固定すると動けません。磨き始めたら終わるまで 一気に磨く事がポイントです。

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磨いてあげる際の注意点

優しく話しかけながら、楽しい雰囲気の中で磨いてあげてください。
怖い顔にならないようにくれぐれも注意なさってください。
無理になさっては、もっと歯磨き嫌いのお子様になってしまう可能性もあるからです。

基本的には、小さいうちからガーゼ等を使い、食べカスをふき取るような簡単なお掃除のやり方から徐々に慣らし、歯磨きすることを嫌がらないような環境作りをしていただくことが、一番です。

その2前歯

上の前歯や裏側
【歯ぐきや小帯(唇と歯ぐきを繋ぐスジ)を歯ブラシで傷めやすい場所】

1.人さし指を歯にあてるか、親指や人差し指で歯ぐきの小帯をおさえて、指にそって、歯ブラシを動かす。
2.歯ブラシを細かく横に動かし、歯ブラシの毛先で軽く磨く。
3.二本づつ位の目安で磨く。
4.上の前歯裏側は、歯ブラシを縦に使いながら1本ずつ丁寧に!
5.しぶきは、親指をそえて歯ブラシを親指にあてるようにするとかかりづらくなりますよ。


下の前歯や裏側
【寝かせみがきの際、顔にしぶきがかかりやすい場所】

1.親指を歯の先端にあて、指に沿って歯ブラシを動かす。
2.裏側は、前歯裏側のように歯ブラシをたてて1本ずつかき出す様に!!
3.しぶきを抑えるには人差し指を添え、歯ブラシを人差し指にあてるようにすると防ぐ事が出来る。


その3奥歯

上奥歯の外側

【無理に口を開けさせて磨くと痛いだけでなく、口の中を傷つける可能性ありの場所】

1.かませるか、少しだけ口を開けさせて磨くのがポイント。
2.奥歯の溝は、よく磨く。


下奥歯の裏側
【とても磨きづらく、子供は歯ブラシを舌で押し出そうとする場所】

1.舌の裏側に歯ブラシを入れるようにしてみがく。
2.うまくいかない場合、歯ブラシの毛先が短い物を使うとよい。
  (嘔吐反応が強いお子様も同じです。)


その4六歳臼歯


初めて生える永久歯で、溝が深く虫歯になりやすい場所
生えかけの六歳臼歯を磨く場合、口の横から歯ブラシをいれ一本だけでゴシゴシと磨く。